研究科 | 医学系研究科 |
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分野 | 総合医学専攻 |
専門 | 小児外科学 |
小児医療分野においてはAIの実用化の取り組みは大幅に遅れています。小児外科医療は希少性の高い先天奇形が多く、個人ごとに最適な治療法を提示し得るAI支援技術は、小児医療分野における患者・医療者の双方に強く期待されます。現在自分が関わっている「ヒルシュスプルング病およびその類縁疾患の病理診断を、どこでも誰もが正確に診断するためのAI診断の実用化」の研究はまさに本プログラムが目指している社会の基盤となる研究であると感じました。本研究に関しては、AI診断によって、各個人に適した治療を選択することができ、今後社会を支えるべき人材である子どもたちが日常生活で困難なく活動できるようになることが見込まれます。また、他分野と連携し、当研究で創造されたAI診断の独自の技術を応用することで、本疾患に限らず希少な疾患をもつ患者の生命予後や機能予後の改善に寄与していくことが可能になると考えられます。高度に専門化した分野ごとに融合することで、高い確度での臨床展開を行うことが将来の希望です。